2021年春、新型コロナウイルスの混乱は多少の落ち着きを見せたもののまたいつ生活を脅かされるかわからない不安を抱えながら新たに映画専攻に足を踏み入れた17期生。

もはや新型コロナがイレギュラーではなくニュースタンダードとなった社会において映画はどのように変容していくのかという課題が浮かび上がってきます。そんな1年を経てついに至った2022年春期実習。

監督・脚本・プロデュース・撮影照明・美術・サウンドデザイン・編集の各専門領域一人ひとりの挑戦の成果となる4本の短編をぜひご覧ください。

お知らせ

  • 07/22(金):ホームページ・予約フォームを公開しました
  • 07/27(水):上映1回分の定員数を50名にしました
  • 08/02(火):全席満席になりました
ある2人の死について

ある2人の死について

20

どこかクラスから疎外されている優等生の五十嵐ちえりと野球部員の只野回。ある日の放課後、ちえりは母、桜を置いて家出し、只野とリサイクル工場に侵入する。ちえりは憂さ晴らしにガラス瓶を割り始めるが只野は乗り気でない。ちえりが只野から野球バットを奪い取ると、彼の置かれた状況を知り、ある提案をする。

監督木村愼脚本神崎みのりプロデューサー張若男, 瓦井敬吾撮影照明費嘉潤録音・サウンドデザイン伊藤鳴海美術張雅君編集趙冬梅ヘアメイク朝曦

嘔吐を催す

嘔吐を催す

17

フーヤンとクミは付き合っている。2人は友人、春太の運転している車に乗ってリモートワークしに行くことになった。しかし途中フーヤンの車酔いで一休みすることに。フーヤンを春太が介抱していると、次第に気持ち悪さが伝播して春太が嘔吐してしまう。その姿を見て、フーヤンは自分自身の気持ちに気づくのだった。

監督たかはしそうた脚本上原哲也プロデューサー李梓瑄, 棚田健太郎撮影照明劉菁美術郭枺言整音統括・整音鈴木昭彦録音城野直樹編集古金紗奈音楽奥村一斗

鏡

18

鏡を禁止された施設の収容者ユウリの前に、異端児ナオミが現れる。ナオミとシンクロすることで意識を共有し始めるが、同時に葛藤が蘇り、ユウリを苦しめる。ナオミとの意思疎通がユウリを本当の自分との対面へ突き動かす。

監督蘇鈺淳脚本末吉恵プロデューサー徐梅, 趙瀛洲撮影照明温少杰美術周子軒録音・サウンドデザイン浪瀬駿太音楽三浦良明編集張馨予

逃避行

逃避行

15

公園内を走り回るラジコン。操作して遊ぶミツル・ゴウ・アズマの3人は、工場着の男たちに突如として追われ、街の中を逃げ惑うことになる。散り散りになった3人はそれぞれ、奇妙な場所へと迷い込んでいく。平穏に見える街の中で一体何が起きているのか。

監督森美春脚本石井夏実プロデューサー菁娜, 黄申知撮影照明齊藤夏寬美術茅蘅録音・サウンドデザイン石田美奈音楽奥村一斗, 須田貴哉編集古金紗奈

※ 8/6・8/7 両日、2回上映


  • 第一部
  • 12:30
    開場・受付
  • 13:00
    「ある2人の死について」
  •  
    「嘔吐を催す」
  •  
    上映後、挨拶
  • 13:50
    休憩
  • 14:00
    「鏡」
  •  
    「逃避行」
  •  
    上映後、挨拶
  • 14:50
    終了予定

  • 第二部
  • 15:30
    開場・受付
  • 16:00
    「逃避行」
  •  
    「鏡」
  •  
    上映後、挨拶
  • 16:50
    休憩
  • 17:00
    「嘔吐を催す」
  •  
    「ある2人の死について」
  •  
    上映後、挨拶
  • 17:50
    終了予定

上映会場

馬車道校舎外観

馬車道校舎 8/6・8/7

神奈川県横浜市中区本町4-44

みなとみらい線「馬車道」駅5,7出口すぐ